OMCギャラリー 今月の一台

車体・エンジンすべてフルオーバーホールのSR

 2年前、長野からメールで問い合わせがありました。不動のぼろぼろの27年前の1983年式SRがあるのだが、これを直して乗るか、買い直すか迷っていますとのことでした。
 
できるなら、年式は古くとも直しましょうと返事して、送ってもらったのはよいのですが、あまりの劣化の凄さに愕然とした覚えがあります。直しましょうといった手前もあるし、ただ買い換えればよいといった風潮に同調できない気持ちもあって、どこまで何ができるかチャレンジするしかなくなりました。
 シートレール下のフレームは腐って長さ40mm幅5mmほど穴が開き、エンジンはもちろんのことキャブレターは作動さえしませんでした。フレーム補修、車体のすべてを点検整備、エンジンはオーバーホール、フロントフォーク交換、キャブレター交換、タンク・シート交換、キャブトンマフラー交換など・・・・
 要するにすべて交換となってしまいました。細かいショートパーツに至ってはほとんどすべて交換と膨大になり、必ずしも新品でなくともよい部分は新古品を使い、コストをできるだけ下げる工夫をしました。ほとんどSRのすべてを分解組み立てをしたことになります。
 フューエルタンクは、オーナーがオークションで競り落としたイギリスのものを加工して取り付けシートに合わせてリアフレームをカットしループ上に繋ぎました。
エンジンはバーチカル(正立)にセットしています。エンジンはフルオーバーホールになるのでクランクシャフトを500用に交換し、シリンダーヘッドもリニューアルしました。
 メールでの問い合わせ、来店は作業中に2回ぐらいで、ほとんどを任せていただきました。フレームの色やタンクのでデザインまで任すと言われたときは、さすがに慌てて何度も電話し確認したぐらいで、ありがたくも心配でなりませんでした。
 納車の日にとてもニコニコしていただいて胸をなでおろしました。もちろん人知れずにですが。
27年前のSRでも復活することを証明できたと思っています。 


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フレーム・オールペイント
SRバーチカルエンジン(正立)仕様

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初期型SR用ハンドル

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デイトナ ホワイトメーター
イギリス製エンデューロ用アルミタンク
フューエルキャップはエノット製

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アルミリアフェンダ
アルミフロントフェンダ

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ノーマルキャブにK&Nエアクリーナー
バーチカル仕様のためのエキパイ加工

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ステンレスチェーンケース
510ccツインオイルライン

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オーリンズリアサスペンション
ブレンボ4ポットディスクブレーキ

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